コレクションって並べたくなる!パターンの決め手は「順列」【マンガでわかる 図解 眠れなくなるほど面白い 確率の話】

コレクションの並べ方

5枚の絵画から3枚を選んで並べて飾るのは何通り?

5枚の絵画から3枚を選び、壁に並べて飾ることにしました。何通りの飾り方があるでしょうか?
最初に壁の左端にかける絵は5枚のなかのどれでもよいので、5通りの選び方があります。真ん中にかける絵は、左端にかけた絵を除く4枚のなかのどれかなので4通りの選び方があります。最後に右端にかける絵は、残りの3枚のなかのどれかなので3通りの選び方があります。
したがって、5枚の絵画のなかから3枚を選び、壁に並べて飾る場合の数は、次のかけ算で求めることが可能です。
5×4×3=6 通り

順列で求めてみよう

このように、異なるn個のものからr個選んだ並べ方のことを、n個からr個選ぶ「順列」といいます。
順列は「P」という記号を使用して表します。n個からr個選ぶ順列なら「nPr」というふうになるのです。右の例のように5枚のなかから3枚を選んで並べる順列の場合、「5P3」と表示します。
一般的に、異なるn個のものからr個(重複なし)を選んで並べる場合の数は、次のような公式で求めることができます。

出典:『マンガでわかる 図解 眠れなくなるほど面白い 確率の話』

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