井戸の底まで十数メートル“危険な水くみ” 長期的な日照りで異常な「水不足」…女性たちが悲鳴 過去には転落事故も インド

深刻な水不足が続くインドで、異常な熱波の中、女性たちが命懸けで井戸から水をくんでいた。
井戸の底まで十数メートルはあり、過去には男性が井戸に落ちる事故も発生していた。

ほとんど水がない井戸で…“命懸け”の水くみ

深刻な水不足となっているインドでは、異常な熱波の中、危険な水くみを余儀なくされている女性たちの姿があった。

大きな井戸だが、ほとんど水がなく、底には、わずかにしみ出てきた水をすくう女性がいた。

インドでは、長期的な日照りによって、深刻な水不足が続いている。

井戸の底までは十数メートルはあり、女性たちは、井戸のへりギリギリからロープを垂らし容器を下ろしていて、落下の危険が常につきまとう状況だ。

「水のために命を危険に」と悲痛の叫び

水をくみに来た女性は「雨が降らないので、水のために命を危険にさらさなければいけないのです」と話している。

実際に、過去には男性が井戸に落ちる事故が発生しており、人力で引き揚げられた男性は、幸い意識を取り戻したが、1歩間違えれば命に関わる状況だった。

そうした井戸で水くみを続ける女性たちの“命懸け”の日々が続いている。
(「イット!」 6月18日放送より)

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