落札額は市場が決定、科学技術成果がECで競売に―中国

国科大杭州高等研究院の多くの科学技術成果がショッピングサイト「淘宝」に出品される。資料写真。

国科大杭州高等研究院の多くの科学技術成果がショッピングサイト「淘宝」(タオバオ)に出品される。ユーザーは淘宝で「国科大杭高院」で検索するだけで、「科技成果淘宝拍(淘宝でのオークション)」に参加できる。浙江省科学技術庁が発表した。

科学技術成果の初のネットオークションは従来の取引モデルと異なり、取引対象をより多くの潜在的な企業取引先へと広げ、より大きな市場スペースで十分な競争が行われる。最終的な落札額は完全に市場によって決められ、取引もよりオープンで透明だ。

現在の取引モデルでは、研究成果の事業化までのすべてのステップがオンラインで記録される。大学の科学研究機関が事業化を目指す科学技術成果は、アプリ「安心屋2.0」で申請・審査・承認などの手続きを終えると、「中国浙江網上技術市場」に自動で送られる。そのうちオークションで取引される科学技術成果は、中国浙江網上技術市場の淘宝側のプラットフォームに送られる。入札者は中国浙江網上技術市場(淘宝側)でアカウントを作り、保証金を支払えば、入札が行えるようになる。入札者と成果保有者は落札後、オフラインで契約書を締結し、成果を譲渡できる。この新しい取引モデルの模索によって、市場の技術要素配置の最大の利益増を実現することが可能となった。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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