Threads、開発者向けAPIを公開。自動投稿や統計情報の確認などが可能に

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Metaは、InstagramのTwitter風SNS「Threads」について、外部サービスやアプリからアクセス可能にするAPIを開発者向けに公開した。

Metaは数か月前からベータパートナーとしてHootsuite、Social News Desk、Sprinklr、Sprout SocialといったSNS管理アプリの開発者らにAPIをテスト試供しており、これによって一部のウェブサイトではThreadsへの投稿を自動化したり、HootsuiteやSproutユーザーがThreadsをサービスに取り込むことを可能としている。

Threads のエンジニアリング ディレクターJesse Chen氏はAPIに最も要望が多かった機能のひとつは投稿の分析情報の取得だったと述べている。そのため、このAPIには投稿がどれだけ閲覧されたか、いいね、返信、リポスト、引用の数はいくつかといった統計情報を確認できるようになっているとのことだ。

今回の発表に合わせ、MetaはGitHubにThreads APIを使ったサンプルアプリを公開した。

MetaはThreads APIを将来的にどのように扱っていくか、かつてのTwitterのように、様々なサードパーティのクライアントアプリの開発をサポートするのかについてはあまり述べていない。

Threadsは分散型のプラットフォームであり、将来的にはMastodonのような別のサービスとのあいだで相互にアクセスが可能になるとしている。Metaは相互運用実現に向けた計画はまだ初期段階だとしており、サードパーティ製クライアントアプリをサポートするのかもまだわからないが、Threads APIが重要な役割を果たすことも将来的にはあるかもしれない。

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