「パリで皆さんと一緒に戦いたい」 パラ女子車いすバスケ代表が地元で闘志

関係者から激励の花束を受け取る清水選手(長浜市高田町・さざなみタウン)

 滋賀県長浜市出身で、8月のパリ・パラリンピック女子車いすバスケットボール日本代表に内定している清水千浪選手(41)の激励会(市社会福祉協議会主催)が13日、同市高田町のさざなみタウンであった。集まった市民らを前に清水選手は「メダルを持って帰れたら」と健闘を誓った。

 清水選手は女子サッカーなでしこリーグ選手として活躍後、病気で足に障害があるようになり、2015年に競技を始めた。21年の東京パラリンピックでは日本代表チームの一員として6位入賞に貢献した。

 日本とフランスの小旗で迎えられた清水選手は「東京大会は6位で悔しい思いをした。同大会はコロナ禍のため無観客だったが、今日集まってもらったように直接応援をいただけるとさらに頑張ろうと思える。パリで皆さんと一緒に戦いたい」とあいさつした。続いて市内の長浜愛児園の園児約30人が激励の合唱を披露した。

 清水選手と同じく長浜市出身でパリ大会の代表に内定している土田真由美選手も会場にビデオメッセージを寄せた。

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