防災士に聞いた「車に備えておきたい防災グッズ」 女性目線での備えも紹介 岡山【こつこつ防災】

防災の話題を伝える「こつこつ防災」です。今回は、いざというときのために「車に備えておきたい防災グッズ」を紹介します。女性の防災士2人に女性目線での備えを聞きました。

(防災士/渡辺睦さん)
「岡山に住んでいると通勤とかでも車で移動することが多いですし、日常も車に乗られる事が多いと思うので、車の中にも防災グッズを置いていただければと思っています」

防災活動に取り組むグループ「OKAYAMAお片づけチームmomo」のメンバーで、防災士の渡辺さんと日名さんに、普段、車に積んでいるこだわりの防災グッズを見せてもらました。

(防災士/渡辺睦さん)
「私の避難リュックになります。食料品であったり着替えであったり水であったり、避難所に行くためのグッズを入れているのがリュックです」

渡辺さんは「避難リュック」を常に車に載せているそうです、その理由が……。

(防災士/渡辺睦さん)
「もし家から避難する時でも車がすぐそばにあるので、車の中に(避難リュックを)置いて、より安全安心を得るようにしています」

さらに……。

(防災士/渡辺睦さん)
「座ってできるタイプのトイレを、大げさなんですけど入れています。最近だとプラスチックの組み立て式のコンパクトになるタイプのも出ているので、女性で場所が備わってないとできないっていうことがあるので」

簡易トイレの中には凝固剤やビニール袋、トイレットペーパーなどを多めに入れています。

また、トイレや着替えなどで使える背の高い簡易テントも車に載せています。

そして、後部座席の下には生活用水を載せています。

(防災士/渡辺睦さん)
「飲料用水の賞味期限切れとかっていうのも封を開けないでそのまま生活用水に使えばいいかなというところで、10Lぐらい(載せています)」

一方、日名さんのこだわりの備えは……。

(防災士/日名由香さん)
「私、吉備中央町なんですけど、町外に出て働いていることが多いので、(災害で)道が崩れちゃったりすると帰れない可能性がすごく高い、なのでこういった、寝袋ですとか、ブランケット、救急セットっていうのを入れています。どこか駐車場に止まって、ちょっと1日過ごすことがあるかも知れないという想定で動いています」

車中泊を想定し、座席がフラットになる車を選んでいるそうです。

(防災士/日名由香さん)
「車も一つの避難所みたいになってくれたら、(災害時に)安心できるスペースかなと思っています」

(防災士/渡辺睦さん)
「(車で)走っている時に(災害が)起こって、帰れなくなったらということをちょっと想像してもらうと、自分に必要なものっていうのも見えてくると思いますので、まずその辺りから備えていただければと思います」

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