「愛媛独立書展」県美術館で始まる 前代表・故三浦白鷗さんコーナーも

愛媛独立書展の作品を鑑賞する来場者

 第35回愛媛独立書展(県独立書人団主催)が19日、愛媛県松山市堀之内の県美術館南館で始まった。伝統的な書体や技法を踏まえて独自の感性で表現した151点が来場者を魅了している。23日まで。

 会員108人の作品に加え、最高顧問の篠原茂徳さん(80)=松山市、15日に79歳で死去した前代表の三浦白鷗さん=同=のコーナーを設けた。古典から現代文まで幅広く、筆遣いや墨の色などで個性豊かな作品が並ぶ。

 滝澤青泉代表(74)は「墨の濃淡や文字の配置など作品ごとに違いがある。作者の意図を想像しながら見てほしい」と話した。

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