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長野市議会の最大会派「新友会」が、市民向けの研修会の参加者に政務活動費から交通費やケーキ代を支出していました。法律が禁じる寄付行為では、との指摘も出ています。
問題が指摘されているのは、長野市議会の最大会派「新友会」が、年に一、二度開いてきた、数十人の市民を集めて意見を聞く研修会です。政務活動費の領収書や会派への取材によりますと、2018年以降の研修会の参加者に、住所や交通手段を問わず交通費として一律に3000円を支給。1人あたり1500円分のケーキセットを提供したこともありました。いずれも公金から会派に支給される政務活動費から支出していました。
今回の問題を受けて、他会派や無所属の議員らは申し入れをしました。
■共産党・野々村博美議員
「公職選挙法違反を指摘する識者もおり、私たちも寄付行為違反ではないかと懸念を持っているところです」
こう語り、市民への説明を求めました。
新友会はこのような支出について、条例や市議会の規則に記載がなく、会派独自の解釈で支出してきたといいます。ただ、今回の指摘を受けて見直す方針を決めました。
■新友会・小泉栄正会長
「今までの前例踏襲できたものをきちっとここで改めて見直すべき。新友会の議員全員がそういう意見で一致しているので」
具体的な内容は今後詰めるとしています。