平野美宇、韓国エースとのパリ五輪単争いに注目「差はわずか」「第4シードが難しい」 カギ握るのが早田ひなも参戦のバンコクでの戦い

7月26日に開幕するパリ五輪までおよそ1カ月に迫り、各競技で本大会までのカウントダウンを迎えている。その中で卓球は各種目で日本勢のメダル獲得が期待される。

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■世界ランク10位以内に復帰

女子シングルスに出場するのが平野美宇(木下グループ)。前回の東京五輪では団体メンバーとして銀メダルを獲得した平野は、シングルスでは初の五輪を迎える。

同学年の早田ひな(日本生命)とともに日本女子をけん引する役割を担う平野は、直近の世界ランキングで9位。WTT主催の国際大会に出場を重ね、激しい五輪シード争いを繰り広げている。

日本勢の動向にはライバルの中国も関心を寄せており、現地メディアの『捜狐』は直近の世界ランキングで8位のシン・ユビン(韓国)の2010点と平野(1643点)の差に言及。

「ミウ・ヒラノとシン・ユビンの差はわずか。五輪シングルスの第4シードになるのは難しい」と述べつつ、「ヒラノは国際大会で負けないようにすることが大事で、ヒナ・ハヤタを退けてバンコクスター・チャンピオンシップを獲得しなければならない」と、世界ランクで平野を上回る早田も出場する「WTTスターコンテンダーバンコク」がシード争いのカギを握るとみている。

パリ五輪を前に世界ランク10位以内に復帰するなど、復調した姿を見せている平野。このままの調子を維持したまま、五輪へ向けたラストスパートを切ることができるのか。

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