蓮舫氏、「直接討論」を小池氏に申し込む。“現職”はどう答えた?都知事選の共同記者会見

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任期満了に伴う東京都知事選(6月20日告示)を前に、石丸伸二氏、小池百合子氏、田母神俊雄氏、蓮舫氏(五十音順)の候補者4人が6月19日、日本記者クラブで共同会見に臨んだ。

その中で、蓮舫氏が小池氏にテレビ番組上での“直接討論”を申し込む場面があった。小池氏の答えとはーー。

「討論会にぜひ一緒に出ていただけないか」

記者会見の前半、候補者がほかの候補者を選んで質問する機会が設けられた。

司会から最初に当てられた小池氏は、「皆さんの声も伺いたい」とほかの候補者に質問しなかった。その後、蓮舫氏に順番が回り、小池氏を指名して「今後の討論会のあり方」について次のように質問した。

「毎日のように私のところにテレビ局から『小池都知事と蓮舫氏の討論会を企画したい』と連絡が来る。ただ、小池都知事側から多忙を理由に断れれて番組の企画そのものが成り立たないと言っている」

「この東京都知事選で知事の考えを伺いたいところ、議論したいところがたくさんある。私も大臣として選挙に臨んだことがあるが、午後9時、10時、11時まで連日公務が続くことはないと思うので、ぜひ闊達な議論をさせていただきたい」

その上で、「テレビ番組が企画した討論会にぜひ一緒に出ていただけないか」と語った。

時折頷きながら聞いていた小池氏は、「いくつもご連絡いただいていると存じているが、公務で忙しいことはお分かりの通り。今回は(都知事選に)50人以上も出るため、公平性の担保をどうするかは大きなテーマ」とした。

そして、「これからいくつかご要望をいただいているので、それらの討論の機会をいかしていきたいと思う」と話した。

蓮舫氏はさらに「公平性の担保は大事だが、今日も4人でやっている。先週ある番組で、都知事が番組に出られるというので、何度も出演依頼を頂いていたので『では今日同時に』と言ったら断られた」と述べ、こう語った。

「それがどういう理由かわからないが、今知事から前向きな言葉をいただいた。ぜひテレビ番組の討論会などをいかして、有権者に私の考えを伝えていきたい」

東京都知事選の投開票日は7月7日。50人以上が立候補する見込みとなっている。

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