仙台駅エリア↑ 商店街↓ 仙台市中心部の通行量

2024年度の仙台市中心部の通行量を調べた結果が公表されました。全体は前年を上回る一方、仙台駅エリアとそれ以外の商店街周辺で明暗を分けました。

仙台商工会議所と仙台市が毎年実施している調査で、5月下旬の金曜と日曜に8地点で歩行者を数えました。

8地点の平均で見ると前年を6%上回っていて、これを牽引したのが仙台駅エリアです。

仙台駅の東西自由通路は、ヨドバシ仙台第1ビルの開業効果などもあり金曜と日曜で8地点のうちで最も通行量が多く、前年と比べて金曜は28%、日曜は44%増えました。

仙台駅エリアでは、S-PAL前のペデストリアンデッキも前年を上回る伸びを見せ、特に日曜は前年に比べて2割以上の増加となりました。

苦戦したのが商店街エリアで、仙台フォーラスの休業などを受け、東一番丁通の大井宝石店フォーラス前は日曜には前年より3割近く減少し藤崎前も前年割れとなりました。

新型コロナの流行前と比べると、8地点のうち仙台駅東口、東西自由通路を除く7地点は、当時の水準を回復していません。

仙台商工会議所今野薫専務理事「街の中でも再開発の動きが徐々に出てきている。そういったものがうまく良い方向に回れば。(仙台駅の)東西のバランスなどにつながっていく」

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