ビジネスアイデアや起業について学ぶ 市と高校が連携 計12回の講義/岡山・真庭市

岡山県真庭市と真庭高校(同市落合垂水)の連携による「社会起業家育成プログラム」が18日、同校でスタートした。食農生産科と経営ビジネス科の1年生計52人が11月にかけ、地域課題の解決につながるビジネスアイデアや起業について学ぶ。

これからの時代を生き抜く産業人材の育成に向け、社会起業家教育に取り組むMoonJapan(東京都)に委託。

初回の講義は、バイオベンチャー・ユーグレナ(東京都)の鈴木健吾共同創業者が講師を務め、研究開発を手掛け、業績拡大中のミドリムシを活用した食品や化粧品について紹介した。

起業の心得については「自分たちが作ったものが世の中を変えるかも知れないという思いを大切にしてほしい」と強調。この後、藤田岳MoonJapan代表取締役CEOを交え、両社創設時のエピソードや起業プロセスなどついて話し、生徒たちは興味津々に聴き入った。

同プログラムは今後、「自己分析」「目標設定」「課題・問題」「解決方法」「ビジネスモデル」などをテーマに計12回の講義がある。

藤田CEO(右から2人目)と鈴木共同創業者の話を聞く生徒たち

© 津山朝日新聞社