ウクライナ避難家族を支援する託児所が運営危機 「託児所がなくなると帰らないといけなくなる人も」運営継続に支援呼びかけ

ポーランドでウクライナからの避難民を支援している県出身の男性が、現地で運営している託児所が資金難に陥り危機的状況にあるとして更なる支援を呼びかけています。

那覇市出身で現在はポーランドの大学で日本語講師を務める東優悟(あずまゆうご)さんは去年7月、ウクライナから避難した子どもたちのためにポーランドに託児所を開設しました。

託児所では、現在18人の子どもたちを預かっていますが、戦争の長期化に加え物価の高騰も重なって資金繰りが厳しくなり、運営の危機に直面しているといいます。

こうした状況を受け、東さんの両親が19日、県庁で会見を開き寄付への協力を呼びかけました。

一般社団法人「こども笑顔支援会」東俊騎代表理事
「この託児所がなくなってしまうと、一部の母親は働くことができなくなってウクライナに帰らないといけなくなる方も数名いる。ですから少しでも長く存続してあげたい」

募金は沖縄銀行と琉球銀行の2つの口座で受け付けているほか、21日からの3日間、パレットくもじ前広場で街頭活動も行うということです。

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