ブラッド・ピットが主演するF1映画、2025年6月25日に全世界で公開へ

 F1と『Apple Original Films』は、待望のブラッド・ピット主演映画の公開日を発表した。いまだタイトルは未定だが、このF1映画は2025年6月25日に世界中の劇場で公開され、その2日後に北米でも公開される。

 このアドレナリンが湧き出るようなプロジェクトは、ジェリー・ブラッカイマーがプロデュースし、『トップガン マーベリック』のジョセフ・コシンスキー監督が製作指揮を執るなど、錚々たる製作陣を誇っている。同作品はワーナーブラザース・ピクチャーズによって映画館およびIMAXシアターに配給され、世界中のレースファンに広く公開されることが保証されるだろう。

7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンも、共同プロデューサーとしてこのプロジェクトに参加しており、スポーツに対する専門知識と情熱をもってこの壮大な作品に力を添えている。

F1を舞台にした映画のなかでソニー・ヘイズ役を演じるブラッド・ピット

 2023年に始まった撮影は、現在のF1シーズンの間も継続されており、制作チームはレースの世界に調和して溶け込んでいる。鋭い観察力を持つファンは、特定のグランプリの週末に、架空の『APXGP』チームのガレージとピットウォールのセットがあったことに気づいたかもしれない。

「この映画は、このスポーツと映画にとって画期的な作品だ。世界中で開催されるグランプリ中にリアルタイムで撮影され、全10チーム、ドライバー、FIA、レースプロモーターを含むF1コミュニティが参加している」と、F1とApple Filmsの共同声明は述べている。

「この新作長編映画は、F1の刺激的で映画的な世界を舞台にしている。ドライバーのスキルと勇敢さを称えるとともに、F1での競争における信じられないほどの挑戦を紹介しながら、最も人気のある年間スポーツシリーズのショーに観客を没頭させる」

「ブラッド・ピットがF1に復帰する元ドライバー役を演じ、ダムソン・イドリスが『APXGP』のルーキーチームメイト役で登場する。『APXGP』はグリッド上の架空のチームで、F1のドライバーやチームと戦うことになる」

「2023年に始まったこの映画の制作は、今年のイギリスGPや他のいくつかのレースでも継続され、12月のシーズン最終戦アブダビGPで完了する予定だ」

 このプロジェクトはF1界にとって大きな意味がある。F1は、特に重要なアメリカ市場でスポーツの人気を劇的に高めたNetflixのドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』の成功を、この映画が再現することを期待している。一流のキャスト、経験豊富な監督、臨場感あふれる撮影技術による本作品はゲームチェンジャーとなり、グランプリレースの魅惑的な世界に新しい世代のファンを引き付ける可能性を秘めている。

2023年F1第11戦イギリスGP 映画の撮影のために設置された『APXGP』のガレージ

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