JR四国、特急車内でタクシー手配の実証実験 乗り継ぎ便利に

特急の座席テーブルに掲示するタクシー配車サービス実験の案内表示(JR四国提供)

 JR四国は19日、タクシーの配車サービスを手がける電脳交通(徳島市)と協業し、特急列車の車内からタクシーの事前手配を提供する実証実験を始めると発表した。予讃線を走る特急しおかぜ・いしづち、モーニングEXP松山などが止まる今治―宇多津間の6駅での下車を対象に、24日~11月30日に実施する。鉄道からタクシーへの乗り継ぎの利便性を向上しつつ、需要を把握するのが狙いだ。

 愛媛では今治、伊予三島、川之江の3駅での下車が対象。列車の座席テーブルに貼っている2次元コードをスマートフォンなどで読み込み、手配用の画面に必要事項を入力して申し込む。下車の約15分前まで受け付ける。必ず予約ができるとは限らないが、予約の可否がショートメッセージで届く。手配の申し込みには料金がかからないが、タクシーの運賃の支払いは別途必要で、迎車料金などがかかる場合がある。

特急の車内で提供するタクシー配車サービス実験のイメージ(JR四国提供)

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