未発表のテーラーメイド『P7CB』を3人の契約プロがテスト、反応が良かったのは誰?

未発表のアイアンをテストしていた塩見好輝(撮影・福田文平)

昨日から国内男子ツアー会場でキャッチした、テーラーメイドの未発表アイアン『P7CB』。練習日の昨日はあいにくの天候だったが、プロアマ戦のこの日は、契約プロたちが朝から次々にテストを開始。

同社のファンの一部から「2000年代の『RACフォージドTP』にバックフェースのデザインが似ている」「いや『RAC LT』にも似ている」などの声もあるこのアイアン、現代の若手男子プロたちはどう感じたのだろうか。
 
■岩﨑亜久竜は「プロアマ戦で試す!」
 
最初に聞いたのが、上の番手が『P7MC』で、ベースのセットが『P7MB』という、ハードヒッターの岩崎亜久竜だ。朝イチの『P7CB』の練習場で初打ちしたばかりの第一印象はどうだったのか?
 
「打った感想はめっちゃいい!良かったです。(打感は)なんか普通の『MB』と『MC』の間で、少し『MC』寄りなんですよ。顔も(自分のMC)アイアンから流れがすごく近いです。アイアンは操作性が重要だと思うんですが、コントロールがしやすかったので距離のバラツキもなさそうです。(4Iの)飛距離はキャリーで230ヤードぐらい。プロアマ戦でまず試してみようと思います」(岩崎)
 
■塩見好輝は「使いたいけど我慢!」
 
次に聞いたのが、上の番手が『P770』で、ベースのセットが『P7MC』の塩見好輝だ。こちらは第一印象のやさしさから「使ってみたいけど我慢します!」と、かなり惹かれたものの、苦渋の決断をしたよう。
 
「まず一番ビックリしたのが、芯に当たった時の打感のやわらかさ。違いはやっぱり少し(トップブレードが)分厚くなったこと。見た目自体に少しやさしさも感じますし、あと球が上がりやすい。もう、見た感じですごく感じたし、視覚って大事だと思うので、そこからやさしさを感じられるのはいいこと。飛距離に関しては、今までが結構ハードなアイアン(MC)だったので、少しやさしさが出た分ちょっとだけ変わってくると思うんですけど。
 
でも、飛距離は求めてなくて、操作性の方を重視してるので、柔らかく感じるってことは、その分手に伝わってくる感覚もけっこう繊細に感じやすくなるので、その分操作性は増すのかな。今週のプロアマ戦では使わないですけど、次週以降で使ってみたいですね。今週まで3試合ぐらい続けてきたものがあるので、その感覚を大事にしたい。ホントだったら新しいものをすぐ使いたいタイプだから使いたいんですけど、今回はちょっと我慢します(笑)」(塩見)
 
■石坂友宏は「なんかドンピシャ」
 
最後に聞いたのは、塩見と同様、上の番手が『P770』で、ベースのセットが『P7MC』という石坂友宏だ。こちらは、これまでアイアンを即投入したことがないが、第一印象から「ドンピシャ!」と、即投入を決意していた。
 
「ニューモデルが出るということで楽しみに待っていました。構えた時はなんていうか、上のトップブレードの部分がちょっと分厚くなったので、【めっちゃやさしいじゃん】みたいな。打つ前ですけど【めっちゃこれ絶対簡単じゃん】みたいな。やさしい感じがありました。顔がめっちゃイケメンって感じです。(操作性がいいとの話があるが?)ボク、基本的にちょっとアイアンは若干(ロフトを)立ててて、飛距離は出ない方なので。
 
テーラーメイドのアイアンはスピンが入るのでボクはすごい好きですし、アイアンに求めるのは、もちろん操作性もそうだし色んな芝で打つ中で、 やっぱり抜けとか打感が大事になってきます。打感も食いつきが良くなりました。(プロアマで試してから?)試して、実践投入もありますね。いやもう、【なんかドンピシャ】なんですよ。今まで使ってすぐ実践投入したことは無いです。今は調子もそんな悪くないので、楽しみです」(石坂)

と、契約プロ3人の中では、石坂が最も気に入った様子だった。明日の投入は本当にあるのか、引き続き動向をチェックしていく。

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