少年への有罪判決が増加 公務執行妨害・性犯罪など

スイス連邦統計局は18日、2023年に少年(10~17歳、女子も含む)に対して下された有罪判決は2万3080件と、前年比11%増えたと発表した。特に15歳未満の犯罪は長期的に増加傾向にある。

スイスでは10歳の誕生日から刑事責任が問われる。成人と同じ刑法の対象となるが、刑事手続きについては少年刑事訴訟法が適用される。統計局によると、2023年の15歳未満による犯罪は2015年比で60.2%増えた。

少年全体では重傷害、乱闘、公務執行妨害への有罪判決が増えている。公務執行妨害は2015年比でほぼ3倍に増加した。

少年による性犯罪の数もほぼ3倍に増えた。特にポルノ関連の有罪判決は4倍に増えた。

英語からの翻訳:ムートゥ朋子

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