まちづくりアイデアコンテスト 岩瀬農生考案「フルーツ祭り」が最優秀 福島県鏡石町

鏡石町をさらに魅力的にするアイデアを提案した生徒ら

 福島県の鏡石町魅力あるまちづくり実行委員会(清野明委員長)が町内の高校生を対象に実施したアイデアコンテストで、岩瀬農3年の芳賀翔太さん、関根優斗さん、本多辰之介さんのチームによる「鏡石フルーツ祭り」が最優秀賞に輝いた。

 「やってみたい!○○イベント」をテーマに、町活性化に向けたアイデアを募った。町公式キャラクター「牧場のあーさー♪」が誕生して10周年を迎えることを記念して初めて企画した。

 15日、町健康福祉センターほがらかんで最終審査を行った。岩瀬農、清陵情報高の生徒でつくる7チームが最終審査に残り、審査員に向け、アイデアに込めた思いなどを発表した。

 芳賀さんらは鏡石町が県内有数の果物の生産量を誇る一方、産地としての知名度が高くない点に着目。ほがらかんを会場に、町内産の果物を販売し、レシピコンテストや料理の提供、フルーツカービング教室などを展開するイベントを提案した。若い世代が増えているJR鏡石駅東地区での開催にもこだわった。

 他に、サクラとイチゴを組み合わせた催しや岩瀬農の卵を活用した取り組み、体験型の牧場のあーさー♪のグッズ製作など多彩なアイデアが披露された。

 最優秀賞以外に入賞したアイデアは次の通り。かっこ内は代表者。

 ▽優秀賞=鏡石春のさくら・いちごフェスティバル(大和田莉那)▽アイデア賞=名探偵あーさー~怪人マヨネーズの謎~(小磯匠)

(県南版)

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