給食でヌルヌル・プルプル食感のジュンサイ食し地元の特産品の魅力知る 山形・村山市

村山市の小学校給食に今が旬のサクランボとジュンサイが登場した。中でも特産のジュンサイを食べる機会はなかなかないそうで、子どもたちはプルプルの食感を楽しんでいた。

(リポート)
「きょう(19日)の給食は初夏の味覚たっぷりの特別メニューです。デザートにはサクランボ、すまし汁にはジュンサイが入っています」

村山市では、地元の農業や特産品の魅力を知ってもらおうと、毎年、旬のサクランボなどを市内の小学校や保育園の給食で提供している。

(子どもたち)
「作ってくださる農家の方に感謝して味わっていただきましょう、いただきます」
「いただきます」

(児童)
「甘酸っぱい。甘くて少しシュワシュワする」

19日は村山市内の冨本小学校で、18日に採れたLサイズの佐藤錦と、大谷地沼で摘み取った天然ジュンサイのすまし汁が登場した。

大谷地沼は「ジュンサイ沼」とも呼ばれ、この沼で採れる天然もののジュンサイは、「ヌル」と呼ばれる寒天質が多いのが特徴。
ジュンサイは村山市の特産だが、子どもたちの多くはまだ食べたことがないそうで、ジュンサイのプルプルの食感を堪能していた。

(5年生・大沼晴彦さん)
「中は噛めるけど周りがヌルヌルしてて不思議な食感。なんでこんな風になるのか不思議」

(6年生・杉原直さん)
「ヌルヌルしていてとてもおいしい。村山市の誇りなのでぜひ食べてほしい」

村山市では今後、大谷地沼でのジュンサイの収穫を体験する授業も計画しているという。

給食で地元の旬を味わってその魅力を知る最高の食育。「ヌルヌルが苦手な子もいるのかな」と思ったが、みんながおいしそうに食べていた。

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