コブハクチョウ2羽「お見送り会」 日本経済大学から岡山県の公園へ譲渡 福岡・太宰府市

福岡県太宰府市の大学の敷地内で飼育されているコブハクチョウ2羽が、岡山県内の公園へ譲り渡されることとなり、19日、「お見送り会」が開かれました。

日本経済大学のイングリッシュガーデンで開かれた「お見送り会」には、地元の幼稚園児などが出席し、大好きなコブハクチョウにお別れの言葉をかけました。

無料開放されているこの庭園では、1996年からコブハクチョウが飼育され、地域の人たちから愛されています。

5月5日には、5羽のひなが生まれ、親鳥のあとを懸命に追いかける姿が見られました。

現在、この庭園にはひなを含めて16羽がいますが、そのうちの2羽を岡山県の早島町へ初めて譲り渡すことになりました。

◆早島さくら千年委員会 世話人代表 林作治さん
「(公園で飼育していたハクチョウが)去年と今年、相次いで老衰のために亡くなった。みんな来るごとに、淋しい淋しいと」

その思いに答えたのが、日本経済大学でした。

譲渡されるのは、おととし生まれた雄と雌の2羽で、早島町の公園内で飼育されます。

◆TGイングリッシュガーデン・ガーデナー バルテレミ・デジレロイさん
「(コブハクチョウを)見に来る人が心が優しくなると、一番うれしい」

2羽のコブハクチョウは19日に岡山県へお引っ越し。

園児たちに見送られながら庭園をあとにしました。

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