【移籍】日本代表MF鎌田大地のクリスタルパレス加入が決定。7月上旬にも正式発表へ

ロマーノ氏「サインをした」とレポート。

イタリア・セリエAのSSラツィオ ラツィオを2023-24シーズンの1年限りで退団することが決まったサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF鎌田大地(Daichi KAMADA)が6月19日、イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスFCに加入することが事実上決定した。正式発表は7月上旬になる見込みだ。

エックス(旧ツイッター)のフォロワー数2095万人を突破した移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ(@FabrizioRomano)氏が同日、次のように英語でレポートした。

「ダイチ・カマダがクリスタル・パレスの新たな選手として2年契約にサインした。メディカルチェックも完了していて、フリーエージェントでの契約が確定。クリスタルパレスからの発表は、今のところ7月初旬を予定している」

鎌田の動向に関して他に噂もなく、あとは正式発表を待つのみとなった。

アイントラハト・フランクフルト時代にUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制したオリバー・グラスナー監督が、鎌田獲得を熱望したことで実現。2023-24シーズン終盤に台風の目となったチームを、より上昇させるため、鎌田が”キーマン”となる。

現地メディアによると、鎌田は当初ラツィオに残留すると「口頭合意」に至っていた。しかし仲介人が5月30日までにローマ入りし、クラブ側と最終的な交渉を行ったものの、「2年プラス1年」の延長オプションを行使した場合の契約解除金(移籍金)について交渉が難航。ラツィオは移籍金2000万ユーロ(約34億円)を主張したが、鎌田サイドは600万ユーロ(約10億円)~700万ユーロ(約12億円)を希望。この隔たりが埋まらず話し合いは決裂。日本代表のトップ下はフリートランスファーで退団することになった。

クリスタルパレスは、ラツィオの300万ユーロ(約5億1000万円)からほぼ倍額となる年俸500万ポンド(約10億円)(あるいは500万ユーロ/約8億5000万円)の条件を提示。最初は5年契約とも噂されたが、2年契約に落ち着いたようだ。

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一時は残留争いに巻き込まれたパレスだが、グラスナー監督の就任後に巻き返し、リバプールFC(〇1-0)、マンチェスター・ユナイテッド(〇4-0)、アストン・ヴィラFC(〇5-0)と上位陣を倒して、最終的にリーグ10位でフィニッシュしている。冨安健洋のアーセナルFC、遠藤航のリバプールFC、そして三笘薫のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCとの対戦も楽しみだ。

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