新ホール計画への質問相次ぐ 県側は旧案との維持費比較示す【徳島】

徳島県議会は6月19日、代表質問と一般質問がおこなわれ、18日に引き続き、後藤田知事が現計画からの変更を掲げる新ホール計画に関する質問が相次ぎました。

県グローカルplusの浪越憲一議員は、計画的な維持管理が必要だとした上で、次のように質しました。

(グローカルplus・浪越憲一議員)

「ランニングコストの見通しをお示し下さい。従来案と藍場浜公園西エリアの案、それぞれに新ホールのメンテナンスに伴う費用の負担など、ランニングコストの比較が必要だと考えます」

これに対し後藤田知事は、現計画と変更後の計画、それぞれのランニングコストの試算を示しました。

県の試算によりますと、現計画の旧文化センター跡地では、施設の管理修繕費は、年間3億4600万円、30年で103億8000万円。

一方、変更後の藍場浜公園西エリアでは、年間2億4300万円30年で、72億9000万円ということです。

県は藍場浜公園西エリアに変更することで、年間約1億円、30年間で約30億円ランニングコストを削減できるとしています。

(後藤田知事)

「1年で約1億円、30年間で約30億の差が生まれて参ります。一定の削減が見込まれることから、藍場浜案のランニングコストのほうが、より低減されるものと考えております」

また、公明党県議団の梶原一哉議員の質問に対し後藤田知事は、2027年5月までの知事任期中に着工したいとの考えを改めて示しました。

© 四国放送株式会社