広島県呉市教委は19日、市立中学校で上履きにスリッパを使っている15校のうち8校がシューズへの移行を検討していることを明らかにした。災害時の避難の安全性などを考慮し、全国的にスリッパの使用を見直す動きが広がっていることを踏まえた対応とみられる。
市議会一般質問で、石川直之教育部長が答えた。現在、市内にある市立中学校24校と義務教育学校1校のうち、上履きにスリッパを指定しているのは14校、シューズ指定は10校で、1校は選択制であると説明。スリッパのメリットについて「蒸れの防止や成長期に頻繁に買い替えなくて済む」などとした。