八戸市の市場で18日、1箱50万円の最高値で落札されたジュノハートの上位等級品「青森ハートビート」。1粒、3万円以上もする赤い宝石は、どうなったのでしょうか。
ジュノハートを使ったケーキがたくさん並ぶショーケース。その奥に、ひときわ強い存在感を示す大きな四角いケーキが…。
【競り】
「50万!50万!50万!」
(歓声・拍手)
ジュノハートの上位等級品「青森ハートビート」を18日15粒入り1箱50万円で落札したのは、2023年と同じ八戸市の洋菓子店アルパジョンの松坂和治社長でした。
19日、店舗には真剣な表情でケーキを作る松坂さんの姿がありました。ホワイトチョコレートで作ったバラの花びらやハクチョウなどを一つ一つ慎重に、丁寧に盛り付けていきます。そしてケーキの周りにはジュノハートを、真ん中にはいよいよ最高値で落札した「青森ハートビート」を1粒のせて…。
【アルパジョン 松坂和治社長】
「はいこれで完成です。パチパチパチパチ」
完成したのは、縦横およそ30センチの特製ケーキ「NO.1 AOMORI HEARTBEAT」。
18日の初競りのニュースを見て来店したという常連客は、じっと眺めたり、スマートフォンで撮影したりしていました。
【来店客】
(Q.どんな気持ち)「ワクワクした気持ちで(来た)」
(Q.ケーキをご覧になってどうですか)「すごいですね、きれいですね」
松坂さんは、ケーキ作りを通して「ジュノハート」や「青森ハートビート」の魅力や誇りを、たくさんの人に感じてもらいたいと話します。
【アルパジョン 松坂和治社長】
「今年も落札しましたと、万歳というそういう思いです」
「ナンバー1ですよ、最高級品のナンバー1。その素材を使ったスイーツを作れるということは作り手として最高に幸せなこと」
15個限定で販売されるこちらの特製ケーキ。すでに半分ほどが予約で埋まっているということです。