6月県議会で17億円超の補正予算案を提案へ 佐渡金山は世界遺産登録へ追加対応【新潟】

17億円超の補正予算案を提案へ

県は、能登半島地震の復旧費を盛り込んだ補正予算案などを、来週から始まる6月県議会に提案する方針です。また、佐渡島の金山の世界遺産登録をめぐって、ユネスコの諮問機関から求められた追加の3項目について、花角知事は会見で追加を受け入れる方向であると述べました。

6月県議会に提案される補正予算は、総額で17億8千万円。能登半島地震で被災した中小企業の再建や、液状化被害を受けた住宅の復旧など市町村の事業支援として17億円あまりが計上されました。

■花角英世知事
「新潟市が新たな支援制度を実施すると発表した。県内他の市町村でも液状化被害を受けたところでは検討しているとも聞いているので、意向が固まればしっかり支援していきたい。」

また、柏崎刈羽原発で災害が発生した際、住民が円滑に避難するための道路の調査費に約5300万円を充てます。

また、佐渡島の金山の世界遺産登録をめぐってユネスコの諮問機関イコモスが、3つの追加情報を求める勧告を出したことについては…
■花角知事
「沖合への緩衝地帯拡大と鉱業権者が商業採掘を行わないように確認する、その方向で調整をしている。」

勧告で求められた「構成資産からの北沢地区の除外」については、先週、林官房長官が会見で「北沢地区を除外し、緩衝地帯とする方針で対応する」と明らかにしています。

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