少なくとも18棟が燃える 青森・大鰐町の中心街で火災

19日午後、青森県大鰐町の中心街で、少なくとも18棟が燃える火災が発生しました。発生から、6時間近く経過した午後6時15分現在も消火活動が続けられています。

突如、大鰐町の中心街で発生した大きな炎と黒い煙。警察や消防によりますと、午後1時ごろ、大鰐町大鰐の「新宅製材所」で「ドラム缶から火が移った」「建物が燃えている」などと119番通報がありました。

【通報した人】
「すごかったですよ、ものすごい火柱で製材所ですので、木そのものが燃えましたんでね、すごいのですよ」

【通報した人】
「もう口では言い表せないぐらいの火でしたね。勢いがすごかったです。通報した30秒後ぐらいには、すごい火の粉が上がっていましたので、本当にびっくりでした」
「火の気が上に上がったんですけど、結局周りの家にこんなふうに移ってしまって」

【坂本庸明記者】
「こちらは大鰐町の火災現場です、黒い煙が舞い上がっていることが分かります。火は他の建物にも燃え移り、現在も懸命な消火活動が続いています」

消防車両およそ17台が出動し、消火活動に当たっていますが、発生から6時間近くが経過した午後6時15分現在も続けられています。

今のところ、けが人や逃げ遅れの情報は入っていませんが、少なくとも、18棟が燃えたということです。

さらに、この火災で交通にも影響が出ています。JR東日本によりますと、沿線で火災が発生したことにより、奥羽線の弘前から大館間で運転を見合わせており、上下線合わせて13本で運休となっています。

また、現場付近では警察が交通規制を行っています。大鰐町役場によりますと、町は午後4時20分に「大鰐町総合福祉センター」に避難所を開設。避難状況を踏まえて、今後の対応を考えていくということです。

JR東日本によりますと、午後6時ごろまで設備点検を行い、再開に向けて準備を進め、早ければ午後6時半ごろに運転を「再開したい」としています。

※追記 火災は午後7時23分に鎮火しました。

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