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倉敷市の幼稚園児がユニークなアート作品作りに挑戦しました。その名も「左官アート」です。左官の仕事に興味を持ってもらいたいとセメントを使った作品を手がけるアーティストが指導しました。
コテを使って塗り塗り…セメントで芸術作品を作る、その名も「左官」アートです。このワークショップは倉敷市の真備地区にある交流施設「土師邸」で行われ、地元の幼稚園児17人が参加しました。
指導するのは左官アーティストのSy(エスワイ)さんです。伝統工法を用いて、セメントをはじめ石やガラスなどを塗りつける「セメント系塗りつけ左官アート」を展開しています。
このワークショップは子供たちにコテを使って壁を塗り上げる「左官」の仕事に興味を持ってもらおうとSyさんの呼びかけで実現しました。
(左官アーティスト Syさん)
「職人が減っている中、子どもたちにこういう仕事もあるよっていうのを知ってもらいたいなというそういうきっかけで、こういう左官体験の場を設けさせてもらいました」
子供たちが挑戦したのはセメントを使った壁かざり作りです。10センチ四方の板に着色したセメントをコテを使って塗ります。絵の具や筆とは違う画材に戸惑いながらも、子どもならではの感性で作品を仕上げていきます。
(参加した園児)
「色を塗るところが楽しかったです」
「赤いバラみたいな模様ができた」
塗ったセメントを乾かせて、吊り下げる金具を付けたら完成です。
(左官アーティスト Syさん)
「言葉に出ないくらいすばらしい。すばらしいの一言です。僕が想像したような仕上がりじゃなく、それ以上にいい作品ができて僕、満足しています」
園児らの作品は来月(7月)10日ごろまで展示される予定で、今後は大人向けのワークショップも開催したいということです。