グリップもシャフトもヘッドも“特別仕様”の『Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』がカッコ良すぎる

ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか? ベストスコア「67」の元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。

【注目ポイント】
オデッセイは『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』を2024年5月30日に発売しました。『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』のコピーは“特別なプロ仕様をお届けする新ライン 第1弾はAi-ONE MILLEDパター”です。

ツアーで使用されているクラブの中には、市販されているものと同じように見えて、微妙に仕様や加工が違うものがあります。『TOUR BAG COLLECTION』は、そういう希少な仕様となっているパターをリリースするラインです。今回は9機種が、公式オンラインストアとCALLAWAY EXCLUSIVE 取扱店舗のみの数量限定発売となります。オデッセイのサイトで明確に、「マニアックな」という文字がありますが、まさにマニアが歓喜するスペシャルなパターの一つが『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』です。

市販されている『Ai-ONE MILLED SEVEN』はヘッドに白いサイトラインが引かれていますが、『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』は、ブロンズゴールドのメダリオンでできたドットになっている点が違いの一つです。また。スチール製の「STROKE LAB 90シャフト」が、ヘッドに合わせてブルーのPVD加工も異なるポイントです。最後にグリップがブラウンの本革になっています。トータルして、渋いです。カッコイイです。

すでに、『Ai-ONE MILLED SEVEN』を使用しているゴルファーも、それを売って差額が発生しても購入する価値があると思います。特別仕様というのは機能に無関係だとしても、価値があるのです。

『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』の注目テクノロジーは、すでに効果が出て、助けられているゴルファーがたくさんいる「Ai-ONE チタン・インサート」です。ミスヒットしても、横にも縦にもブレにくいところが最大の機能です。

『SEVEN』を選んだのは、新しいスタンダードとして、また、米ツアーの使用率の高さとしても、代表的なモデルだと考えたからです。『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』は、ツアーな気分にさせてくれるパターとして機能するのか。意識をしながら、試打をしました。

試打した日は、晴れで、気温は11℃~24℃。やや風あり。グリーンは9フィートの速さ。使用したボールは、使い慣れていてクラブだけの影響に集中できる『TOUR B X』です。

【打感・打ち応え】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』の打音ですが、音量はちょうど良い大きさで、音質は硬質で微かな残響がある小気味が良い音です。打ち応えは少しやわらかめで、手応えは敏感。クリアな芯感もあります。

【構えやすさ・方向性】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』は、方向性が合わせやすく、集中しやすいです。難なく狙い通りにボールを打ち出せます。

【距離性能】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』の距離感は、オデッセイのパターを使用しているゴルファーなら問題なく合います。癖がなく、ミスヒットにも強く、タッチが出しやすいパターになっています。

【ロマン派ゴルフ作家語る】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』のAIチタン・フェースは機能します。ミスヒットに強いだけでなく、感触も良い感じです。試打ラウンドでは、微妙に曲がるラインが多く、苦労しましたが、方向もタッチもほぼ完璧に打てて、気分良くパットが出来ました。

僕の場合は、サイトラインを参考にしてパットをしないので、元々ラインよりもドットが好きでした。3つの金色のドットは集中しやすくて、想像以上に良かったです。シャフトのカラーがヘッドに近いカラーなので、遠目からでも特注感がありました。このカッコイイ感じは、流石のひと言です。

面白かったのは、グリップの本革の感触もあると推測しましたが、持ったときのバランスがとても良いのが印象的でした。扱いやすいパターと感性の部分で感じさせるのは、メンタル的にプラスが大きいと感じました。

『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』は、ツアープロになった気分にさせてくれるパターです。プロ仕様というと、素人には扱えない難しさを想像するゴルファーが多いと思いますが、『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』は逆で、やさしいという意味で、優等生的なパターだと思いました。

カッコ良くて、やさしく、スペシャルなパターを欲しいゴルファーに『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』をオススメします。限定発売のアイテムは、所有欲を刺激するので、使用はないコレクションとして購入する人もいますが、『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』にかんしては、そんなことを言わずに、実際に長く使用すべきパターだと思いました。長く使用して、味が出てきたほうが、もっとカッコイイパターになって、自分だけの特別な1本になると想像できるからです。

市販品では満足できないゴルファーは『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』を打ってみるべきなのです。

【試打ギアスペック】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE MILLED SEVEN T DB』

ヘッド素材 ステンレススチール+アルミニウムソールプレート+タングステン
フェース Ai-ONEチタン・インサート
ロフト 3.0度
ライ角 70度
長さ 34インチ

【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」

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