「ボールに当たらない」状態から即修正 佐々木慶子がシニア初Vへ好発進【コメント集】

佐々木慶子が5アンダーで首位タイ発進(撮影:米山聡明)

<JLPGAレジェンズチャンピオンシップ 初日◇19日◇軽井沢高原ゴルフ倶楽部(群馬県)◇6099ヤード・パー72>

「最近はずっと納得のいかない、ひどい内容だった。きのうはボールに当たらないぐらいヤバかったので、80ぐらい叩いてしまうんじゃないかと…」

そんな心配は杞憂だった。47歳の佐々木慶子が6バーディ・1ボギーの「67」をマーク。レジェンズ(シニア)ツアー初優勝に向けて、5アンダー・首位タイの絶好スタートを決めた。

合い言葉は“シンプル”。「とりあえずアドレスで1つだけやることを決めて、すごく丁寧にプレーすることを心がけました」。かつてはレギュラーツアーのシード選手としてならしたベテランが、その経験を十分に生かした。

ただ、楽観視はしていない。「修正点が当たったので、きょうのスコアは良かったんですけど、あす以降はわからない」と気を緩めることはない。あす以降も「丁寧なゴルフ」を心がけて、慎重な足取りで頂へと上っていく。

【上位勢のコメント】
■鈴木佳恵(-5:1位T)
「ショットがグリーンをキャッチしてくれて、4~5メートルぐらいのパッティングが入ってくれました。GW明けぐらいからグリップを見直して、しっくりくるようになったのは1週間前。きょうも、最終ホールまで確認しながらラウンドしていました。やっぱり試合でうまくできるとうれしいですね」

■福嶋晃子(-3:3T)
「内容が悪過ぎてため息ばっかり。ショットの距離感も方向も合わなくて、全部ショートしていました。スタートでつまずいても盛り返せたし、まだまだ始まったばっかりなので、ショットを調整して内容を良くしていきたい」

■酒井千絵(-3:3T)
「納得のいくプレーがあまりできていない。最近、ドライバーショットがひどくて、パッティングもうまく打てていないので。そんななかでも、パー5でバーディが獲れたのと、3Wがうまく打てましたね。去年は、公式戦のタイトルまであと少しでしたが、あす以降は、プレー内容を良くしていきたい」

■佐藤靖子(-2:5T)
「スコア的には耐えたかなって感じです。今年の目標はレジェンズツアーで優勝すること。(レギュラーツアーの)アース・モンダミンカップにも出場したかったんですけど、こっちでしっかり結果を残したいですね。グリーンも大きくて、私的には好きなコース。最後まで集中力を切らさずに、モチベーションをしっかり上げて頑張りたい」

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