両替した小銭を運賃箱に全額投入、バス運転手に暴行 58歳消防司令を減給 兵庫・明石

明石市役所=明石市中崎1

 兵庫県明石市消防局は19日、酒に酔ってバスの運転手に暴行したとして、男性消防司令(58)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 消防局などによると、消防司令は2月3日午後11時過ぎ、神戸市営地下鉄西神中央駅バスターミナルに停車中の神姫バス車内で、千円札を両替後の小銭全額を運賃箱に投入。実際の運賃より多かったため、料金の返金について説明していた男性運転手に腹を立て、首元を押さえた。神戸西署に現行犯逮捕され、その後起訴猶予処分となったという。

 消防司令は消防局に対し「当日のことは覚えていない。気付いたら警察署にいた」と説明している。

 また、明石市教育委員会は、自家用車での出勤中に不注意で自転車と衝突し、相手に重傷を負わせたとして、19日付で小学校の女性調理員(54)を戒告とした。

© 株式会社神戸新聞社