山中で遺体発見の山菜採りの男性 クマに襲われ死亡したと認定 岩手・遠野市

警察によりますと、岩手県遠野市で5月12日に山中に山菜採りに出かけ13日に遺体で見つかった61歳の男性について、クマに襲われ死亡したと認定していたことが6月19日にわかりました。

この男性は12日の朝、市内の山に1人で山菜採りに出かけたまま夜になっても帰宅せず、家族が警察に通報していました。

警察が確認にあたったところ、12日夜、遠野市附馬牛町の長瀞橋付近で男性の車を発見。

警察や消防などは天気の回復を待って13日午後1時ごろから車の周辺を捜索していたところ、約2時間後、山の中にある斜面を下った場所で顔に傷がある男性の遺体を見つけました。

その後、遺体は家族によってこの男性であることが確認されました。

斜面の上の方には長靴などの所持品が散らばっていたほか、滑落したとみられる跡があったということで、警察が男性が死亡したいきさつなどを詳しく調べていました。

6月19日、この男性について、クマに襲われ死亡したと認定していたことがわかりました。

このため県内の2024年のクマによる人身被害は4人目となりました。

県内では2024年も各地でクマの目撃が相次いでいて警察などが注意を呼び掛けています。

© 岩手めんこいテレビ