情報公開で、道路工事の施工業者らの印影と従業員名を誤開示 黒塗り処理怠る

滋賀県守山市

 滋賀県道路公社は19日、同公社が管理する県道での工事申請書類の情報公開で、非公開とするべき施工業者らの印影と従業員名を誤って開示したと発表した。

 同公社によると、情報公開請求があったのは、1978年と88年に作成された守山市内の県道での工事申請書類。17日に窓口で請求者に公開文書を手渡したが、公社の情報公開規程で悪用されて不利益を受ける恐れがあったり個人情報に該当したりするとして非公開と定めている施工業者と隣接地を所有する法人それぞれの印影と、それぞれの従業員計3人の名前について、黒塗りにする処理を怠っていたという。

 文書を渡した後に確認してミスに気付いた。同公社は18日までに2法人と所在が分かる1人に謝罪したという。

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