万博への校外学習 教育長「もともと各学校の判断と認識」

来年の大阪・関西万博への子どもたちの校外学習について、県の福永教育長は、19日の定例会見で、参加は「もともと各学校の判断と認識している」としました。

大阪・関西万博について滋賀県は、4歳から高校生までの子どもたちが校外学習や家族などと訪れた際に入場料を無償にするなど、子どもたちを無料招待する方針を示しています。

これについて、教職員らでつくる全滋賀教職員組合は、おととい、と県教育委員会に対し、校外学習については、「どの時期にどこに行くかは各学校の自主的判断で決定されるべきこ」と、教育委員会として表明することや安全面などでの関係機関への問い合わせや調査などを申し入れました。

19日の定例会見で県の福永忠克教育長は「もともと学校長の判断によるものだと認識しているので、それについて特にこれだけ強く表明する必要があるのかなというのが思い」と話しました。

また安全面や一日の行動をどうするのかなど、学校側の心配やわからない部分については、県の万博推進室から情報を得、伝えていくとしました。

福永忠克教育長:「子どもたちが国内外の最先端の技術を見学する機会であるということで、ある意味教育的な意義はあると思っている。現実に行けるか行けないかは、日程や距離の問題など様々あるので、それぞれの学校で考えてもらえれば」

なお、万博の校外学習については、現在、県の万博推進室が、各学校に参加の意向を調査しているということです。

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