【県議会】ロケット次回以降の打上げに向けた和歌山県の取組みは

串本町の小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」での打ち上げについて、和歌山県は、ことし(2024年)3月13日の初号機の打ち上げ失敗を受け、県民の2号機以降の成功への期待がより高まったとして、宇宙シンポジウムの開催や、発射場周辺海域への船舶の進入防止などに一層力を入れる方針を示しました。

これは、きょう(19日)開かれた6月定例県議会で、自民党県議団の濱口太史(はまぐち・たいし)()議員の一般質問に岸本周平知事が答弁したものです。

濱口議員は「初号機打ち上げ失敗を受け、地元のロケット打ち上げ成功への期待がより高まっている」と指摘し、更なる機運醸成に向けた取組みを求めました。

これに対し岸本知事は、地元の期待の高まりに理解を示した上で、8月に串本町で宇宙シンポジウムを再び開催し、H3()ロケットの開発に携わった技術者の講演を通じて、失敗を乗り越えて果敢に挑戦する意義を訴えることや、国に発射場周辺の警戒区域内への船舶進入を規制できるよう働きかけを強化することなどの方針を示し、引き続き、全力で支援する考えを強調しました。

このほか、きょうの一般質問では、自民党県議団の山下直也()(やました・なおや)議員が韓国との交流などについて、公明党県議団の岩井弘次()(いわい・ひろつぐ)議員が帯状疱疹()ワクチン接種への補助などについて、自民党県議団の坂本佳隆(さかもと・よしたか)()議員がGIGA()スクール構想に関連して教員のICT活用指導力の向上などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。

和歌山放送では、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。

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