島根県は各地で今年の最高気温 津和野は全国4番目の暑さ 梅雨入り遅れダムは相次ぎ放流量絞る

19日の島根県は、津和野で最高気温が34.4度と、全国4番目の暑さを観測するなど、各地で、今年の最高気温となりました。平年だと6月6日ごろが梅雨入りですが、いまだ梅雨に入らないため、まとまった雨が降らず、島根県内の各地のダムは貯水量が減少し、放水を減らす措置が始まっています。

入江直樹記者「大田市の三瓶ダムです。普段は水位が高くて対岸の岸の部分は全く見えないそうです。」

三瓶山の西側にある三瓶ダム。流域では先月以降、雨が少なく、17日に貯水率が、72.4%になりました。

このため、ダムを管理する県は、19日午前9時から灌漑用の水流量を30%減らしました。

入江直樹記者「先ほどから放流量が減らされたということで、岩にある水の跡を見ると水位が10センチ位下がっているようです。」

同じく県が管理するダムでは、江津市の波積ダムも、貯水率が18.4%に下がったため、19日午前10時に、正常流量から25%減らしました。

また、一般家庭などへの水道水も供給する国管理のダムでは、雲南市の斐伊川水系尾原ダムで、18日、貯水率が64.3%となり、下流にある観測地点の流量を、40%減らす第2次渇水調整に入りました。

管理する国交省では、流域の住民に節水を呼び掛けています。

19日の島根県は、各地で最高気温が30度を超える真夏日となり、松江や出雲、益田など、軒並み今年の最高気温となりました。

津和野では、最高気温が34.4度と、全国4番目の暑さを観測しています。

この暑さは、20日まで続き、その後、梅雨入りとなりそうです。

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