松山・一番町再開発 外資系高級ホテルなど核に複合施設整備へ 30年末の完成目指す

外資系高級ホテルなどの整備を予定する一番町1丁目・歩行町1丁目地区周辺=6月上旬、松山市(武田泰和撮影)

 愛媛県松山市中心部の一番町1丁目・歩行町1丁目地区の再開発事業を巡り、地権者でつくる再開発準備組合は19日、事業の計画立案や建設設計などを担う一般業務代行者に、MPデベロップメント(東京)と浅井謙建築研究所(同)の共同企業体(JV)を選んだと公表した。外資系高級ホテルと高級マンションを核とした複合施設を整備し、2030年末の完成を目指すとしている。

 一般業務代行者は5月に公募を実施。説明会には10社が出席したが、参加表明と事業提案したのはMPデベロップメントと浅井謙建築研究所によるJVのみだった。浅井謙建築研究所のホームページによると、国内でホテルや商業施設、マンションなどの建造物を幅広く手がけている。

 準備組合によると、高さ80メートル台の外資系高級ホテル、70メートル台の高級マンションのツインタワーを軸に、敷地内には緑地や商業スペースも設けるという。外資系ホテル側とは交渉中とし、室数などは未定。マンションの戸数を含め詳細が決まり次第、明らかにしたいとした。ホテルには一定規模の披露宴や宴会が可能なバンケット機能を導入する予定。

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