「人の女連れて何してんの」 恐喝未遂容疑で自称暴力団員ら7人逮捕 北海道で初の「トクリュウ」摘発

北海道・旭川市の男性2人から現金を脅し取ろうとした疑いで、自称・暴力団員の男ら7人が逮捕・送検されました。7人はSNSなどを通じてつながる犯罪グループ、通称「トクリュウ」とみられています。

恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、札幌市北区の自称・暴力団員の荻原鳳希容疑者(22)を含む20代の男5人と18歳の女2人です。

警察によりますと、今年3月、旭川市の20代の男性はSNSを通じて「会いませんか」という趣旨のメッセージを女から受け取りました。男性は、その日のうちに18歳の女2人と会い、指定された市内の公共施設の駐車場に車で行ったところ、男5人に取り囲まれたということです。萩原容疑者らは「人の女連れて何してんのよ。未成年連れ回したら罪になるんだからな。10万円持って来い」などと脅した疑いが持たれています。

また翌日、男性の勤務先に電話をかけ「『社長さんにお金を借りて示談します』と本人は言った」などと、社長の20代男性を脅した疑いも持たれています。社長の男性が「払うつもりがない」と言って電話を切り、警察に相談したことで事件が発覚しました。

警察は、逮捕した7人の認否を明らかにしていません。7人は、SNSなどで知り合った「匿名・流動型犯罪グループ」通称「トクリュウ」とみられています。警察は7人がどのようにつながったなどのほかそれぞれの役割や余罪の有無について調べを進めています。道内での「トクリュウ」の摘発は、今回が初めてです。

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