【新華社福州6月19日】中国福建省では18日までに、豪雨の影響で省内6市の58万6500人が被災し、3万7千ヘクタール余りの農作物が被害を受けた。同省水害防止弁公室が19日、明らかにした。
省内各地の各部門が水害対策や救援活動を着実に進め、被害を最小限に抑えるよう努めている。
同省の多くの地域が9日以降、豪雨に見舞われている。気象部門の統計によると、9日午前8時から19日午前6時までに、20県（市・区）の120郷・鎮で累計降水量が400ミリを超えた。うち13県（市・区）の66郷・鎮で500ミリを超え、南平市建陽区黄坑鎮では最大の1125.4ミリを観測した。
強い雨の影響で、現在も複数の河川で警戒水位を超えた増水が発生している。
同省は現在、自然災害救助緊急対応3級（4段階の下から2番目）を発令している。水害防止弁公室の統計によると、19日午前6時までに延べ7万1400人が避難した。
