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記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京6月19日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は19日の記者会見で、中国海警が仁愛礁付近の海域でフィリピン船を臨検し、銃を押収したとのフィリピン軍の発表について質問を受け、中国海警の対応は専門的かつ自制的だったと強調した。
林報道官は次のように述べた。フィリピンが中国の制止を顧みず、中国南沙諸島の仁愛礁に侵入しようとしたことが、今回の事態をもたらした直接的な原因である。中国海警の現場での法執行措置は専門的かつ自制的で、フィリピン船による違法な輸送や補充の阻止を目的としており、フィリピン側の人員に直接的な措置は取っていない。
フィリピンは生活物資を輸送していると繰り返し主張しているが、実際には建築資材のほか、武器弾薬を密輸しており、仁愛礁を長期的に占拠しようとしている。中国はフィリピンに権利侵害と挑発を直ちにやめるよう促し、今後も引き続き法に基づいて自国の主権と権益を断固として守っていく。