兵庫県警東灘署は19日、電子計算機使用詐欺の疑いで、大阪府豊中市の派遣社員の男(58)を逮捕した。
逮捕容疑は、氏名不詳者らが管理する男名義の預金口座に現金約96万円が振り込まれたことに乗じ、男が2023年11月25日、インターネットバンキングを利用して自身が管理する別の口座に約47万円を送金した疑い。調べに「自分のお金にしたかった」と容疑を認めているという。
同署によると、男は「何らかの詐欺のお金だと分かっていた」と話しているという。男は特殊詐欺グループに口座の名義を貸したとみられる。医療費の還付金を受け取れると誤信した神戸市東灘区の男性(89)が、特殊詐欺グループの指示で、男名義の口座に約96万円を振り込んだという。