「ブルーモーメント」で山下智久の名言がシンクロ 「鳥肌モノ」とネット歓喜

第9話より山下智久演じる晴原柑九朗 - (C)フジテレビ

19日に放送された山下智久主演のフジテレビ連続ドラマ「ブルーモーメント」(毎週水曜・22時~22時54分)第9話は、かつて山下が母校・明治大学の卒業式で披露した名スピーチを彷彿とさせる場面が登場し、SNSでは胸アツのリアクションで沸いた(※一部ネタバレあり)。

第9話で晴原(山下)らSDM(特別災害対策本部)が対峙したのは、観測史上最強クラスの台風。しかし、最悪のタイミングでSDMの責任者である園部大臣(舘ひろし)が窮地に立たされる事件が発生。園部が進めていた国家防災プロジェクトの工場でガス爆発事故が起き、園部が“人災”としてその責任を問われ、さらには彼のポストを狙う政治家・新島(伊藤英明)によって工場を巡る裏金疑惑を突き付けられる。

~以下、第9話のネタバレを含みます~

晴原らは台風に備えて一都四県の危機管理課と防災危機管理部の責任者を集め、大規模な避難計画を提案。しかし、予想が外れた場合の多額の損害、そしてSDMの指揮を執っている園部への不信感から賛同を得られず、園部がついに行動を起こした。

園部は会見を開くと、現在の自身を取り巻く状況がSDMの足を引っ張っていることを説明したうえで、今の自分ができるただ一つのこととして、政策活動費の詳細を国民に開示することを宣言。辞任会見と思いきやまさかの発言に報道陣が「他の議員も開示して当然ですよね」「党の了解は得られているのか」「本当に不正はなかったのか」と騒然となる中、園部は「考えれば、公金の収支を明らかにする。当たり前のことじゃないですか。しかし、その当たり前にわたし自身も躊躇した。わたしには決めていることがあります。迷ったときには困難な道を選ぶ。そして全身全霊をかけてその道を突き進む」と続けた。

視聴者たちは、この「迷ったときには困難な道を選ぶ」という言葉に即座に反応。山下が2019年に東京・日本武道館で行われた母校・明治大学の卒業式で卒業生に贈った「人生は選択と決断の連続だと思います。今後2つ以上の難しい選択肢があらわれた場合はぜひ一番難しいものを選択してほしいなと思います」とのスピーチを思い返す人が続出し、「迷ったときには困難な道を選ぶ」の投稿が相次ぎ、「まんま山Pじゃん」「山Pの名言をドラマで聞けるとは」「山Pの哲学ですね」「ここでこの台詞出てくるの鳥肌モノ」と歓喜に沸いた。さらに、後の場面で山下演じる晴原が園部の言葉を引用する場面もあったため「晴原と山Pがリンクする」と一層、視聴者を揺さぶることとなった。

途中、山下がまたしてもヘリに乗り込む場面が登場すると、「ヘリ×山P最高」「やっぱり絵になる」「山Pとヘリってなんか安心する」など「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の藍沢耕作を重ねる声で盛り上がったほか、終盤の道路陥没のショッキングな描写も注目を浴びた。(石川友里恵)

© 株式会社シネマトゥデイ