SNS投稿で若い岡山ファン獲得 県観光連盟 総会で事業計画報告

若年層へのプロモーション強化といった事業計画が報告された岡山県観光連盟の総会

 岡山県観光連盟は19日、2024年度総会を岡山市内で開き、岡山弁をモチーフにしたTシャツなどのオリジナルグッズのヒットを踏まえ、若年層に向けて「岡山ファン」を増やす取り組みを強化する事業計画を報告した。

 オリジナルグッズは22年度、「こられー」「なんなん」といった岡山弁をあしらったTシャツが好評を博した。23年度は新デザインを展開するとともにステッカーなども販売し、若者を中心に計約1万5千点を売り上げた。24年度は若年層に岡山に関するSNS(交流サイト)での投稿を促すプロモーションを計画。県内の若者に地元愛を高めてもらいつつ、発信を通じて県外の同世代の観光需要創出につなげる。

 事業計画には他に、中国5県の観光連盟で連携し、一押しグルメを特設サイトでPRすることを盛り込んだ。

 総会には観光関係者ら約100人が出席。石井清裕会長(おかやま観光コンベンション協会会長)はあいさつで「岡山の魅力アップにつながる価値の創造と発信を通じ、県内観光や物産の発展に寄与したい」と述べた。

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