「連絡がLINEやメールばかり」「セクハラ・パワハラなど時代錯誤」ジェネレーションギャップ“感じた”7割超 働く人のホンネ

新年度が始まってから、もうすぐ3カ月たつが、ジェネレーションギャップを感じるのは、どんな場面だろうか。

転職情報メディアミライのお仕事の調査によると、職場でジェネレーションギャップを感じたことがあるという人が、先輩世代も若手世代も7割以上いるという。

若手世代と先輩世代に、世代間のギャップはあるか聞いてみた。

若手世代・インフラ系(20代):
印鑑を押すときに斜めに打たないといけないとか、細かいところが多いので。

先輩世代・流通業(60代):
職場全体で見ると、朝の挨拶をしないとかそういうの。老害的な考え方だと挨拶をしないのは最低だと思ってしまう。ただそんなことも今度騒いでしまうとパワハラだとか言われるので言わない。

若手に言いたいことも言えない世の中。

30代~50代の先輩が若手に感じる価値観の違いは、「連絡がLINEやメールばかり」が29.0%、「打たれ弱い」が28.7%。ほかには「仕事よりプライベートが優先」などがあげられた。

一方、18~39歳の若手が先輩に感じる価値観の違いは、「セクハラ・パワハラなど時代錯誤」が36.8%、「飲み会が好き」が32.3%、ほかには「根性・ガッツで仕事をする」などがあげられた。

若手世代・公務員(20代):
飲み会の場とかで、お酒をつぐタイミングとかを考えなきゃいけないのが大変。

先輩世代・飲食業(30代):
食事会とか終わったら連絡「ごちそうさまです」「きのうはどうも」みたいなするじゃないですか。そういうのがない子も、普通にその場で「ごちそうさまでした」で終わりの子もいるから、逆にそれで終わりにできるのはすごいなというのはある。

先輩世代・フリーランス(50代):
普通に「あ、きょう用事あるんで」と(飲み会を)断られたりするんで今どきだなと。そこでコミュニケーション取れたりするなと思うんですけど、でも嫌なんだろうなと思います。

しかし、ジェネレーションギャップを感じているだけではない。

先輩たちが若手のここがすごいと思っているのは、「情報収集能力が高い」や「プライベートを大切にできる」などがあげられ、それに対し若手は、先輩たちの「仕事に対する知識」や「トラブルに対処する力」がすごいと思っている。

いつの世にもあるジェネレーションギャップとの付き合い方とは何か。

先輩世代の、さらに先輩である大先輩世代・人事コンサル(80代)は、「あんまりジェネレーション意識しない方がいいんじゃないかと思います。意識するからギャップが出るんで、意識しないで普通に年齢が上の人も、真ん中の人も、下の人も同じように対応すればいいんじゃないかなと」と話していた。

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