オリックス・宮城が実戦復帰 ウエスタンで最速151キロ「全球種試しながら投げきれたことが一番」

 ウエスタン・中日戦で先発した宮城

 左大胸筋の筋損傷からの復活を目指すオリックスの宮城大弥投手(22)が19日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰。先発して3回2安打無失点と順調な回復ぶりをアピールした。最速は球団計測で151キロ。「150くらいは出ているかなと思いました。いい感じかな」と手応えアリの36球だった。

 初回はスライダー、チェンジアップ、二回はスローカーブやフォークと持ち球全てを試投した。三回の最後に相対した岡林はキレ味鋭いスライダーで空振り三振に仕留めた。「対打者にしっかり投げられたこと、全球種試しながら投げきれたことが一番」と納得顔を浮かべた。

 4回9安打3失点だった5月8日・楽天戦(秋田)で患部を痛め、10日に出場選手登録を抹消となった。約1カ月半ぶりのマウンド。「もう少しいい感覚を取り戻せたら」と、ここからさらに精度を高めていく。

 今月下旬にも1軍合流する可能性があり、1軍戦で先発する日もそう遠くない。「しっかり準備して、いつでも声をかけられたら上がれるようにはしたい」。現在、チームはリーグ5位。エースの復帰は逆襲への大きなピースとなる。

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