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阪神の前川右京外野手(21)が19日までにデイリースポーツの独占インタビューに応じた。高卒3年目の今季は初の開幕スタメンを勝ち取り、プロ初本塁打を放つなど、飛躍の一年にしようとしている。デイリースポーツの記者が前川の横顔を紹介する。
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取材が終盤に差しかかった時だった。ふと時計に目をやって「もう、時間がないです」と終了を宣告された。まだ全体練習開始の1時間前。前川にとっては室内練習場で早出練習を行うための戦いの開始時刻だった。
よく口にするのが「準備」。取材日もかばんにはプロテインや補食がぎっしりと詰まっていた。体のケアには昨季以上に時間を割くようになったという。虎風荘に帰っても、自身の動画をチェック。高卒3年目の21歳とは思えない。今年にかける、強い覚悟を感じさせる。
最後に、疲れもたまってきているのでは?と聞いた。「疲れてないと言ったらうそですけど、疲れも考えながら今年はできている。結果を残せなかったら、2軍に行くだけなんで」。感心した。前川なら、虎の未来を明るく照らしてくれる。(デイリースポーツ・今西大翔)