バスケットボール女子で、世界ランク9位の日本が19日、札幌市内でオーストラリア（同3位）と2連戦する強化試合（20～21日、北海きたえーる）に向けて練習を公開した。
東京五輪銀メダルを超えるための強化と、メンバー争いの2つの意味合いを持つ試合。取材に応じた恩塚亨監督は「選考は難しい局面。五輪で金を取ることから逆算して考えているところ」と選考には言及を避けつつ、「五輪に向けて手の内を明かさない、というよりも強化の機会として場を踏んでいきたい」とチームの経験値アップをテーマに定めた。
チームコンセプトは「走り勝つシューター軍団」。五輪本番では日本の強みの3点シュートと機動力に対策をしてきた相手を、どう攻略するかが勝利のカギになる。指揮官は「オーストラリアは強豪で私たちの強みを消しにくる。それを乗り越えて自分たちの強みを出し切れる戦い方をしたい」と先を見据えた。
