世界切り取る160点 県内プロ写真家展 茨城・水戸、23日まで

プロカメラマンによる作品の解説に聞き入る来場者(左)=水戸市千波町

茨城県内を拠点に活動するプロカメラマンでつくるIPA茨城写真家協会の合同写真展「茨城のトップフォトグラファー展」が、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で開かれている。会員13人と招待写真家2人が自由な発想で世界を切り取った約160点が展示されている。23日まで。

テーマは自然や人物、建物などさまざまで、作品の見せ方にも各カメラマンのこだわりが見られる。協会事務局の小沼渉さん(60)は、旅先の風景を淡い色調にレタッチして画用紙風の紙に印刷し、水彩画さながらの雰囲気に仕上げた。会期中は会員が常駐し、撮影秘話や技法を気軽に尋ねられる。

同県大洗町の主婦、シャープめぐ実さん(42)は「身近な風景も写真家の目を通すと雰囲気が変わって面白い。大きくプリントした写真はスマホと違って臨場感がある」と感想を話した。

入場無料。午前9時~午後5時、最終日は午後4時。

© 株式会社茨城新聞社