横浜・福富町にバカラ賭博店開いた疑い 経営者とみられる男ら2人逮捕

神奈川県警(資料写真)

 神奈川県警生活保安課と伊勢佐木署は19日、賭博場開帳図利の疑いで、横浜市神奈川区片倉2丁目、無職の男(52)と同市中区初音町2丁目、無職の男(54)の両容疑者を逮捕した。バカラ賭博店「グリーン」を巡る同容疑での逮捕者はこれで計29人に上り、県警は神奈川区の男が経営者、中区の男が金の管理者とみて調べている。

 逮捕容疑は、共謀して昨年9月16日から同10月10日までの間、同区福富町東通のビルの2階にバカラ賭博店を開設し、客にトランプを使った賭博をさせ、手数料として金銭を徴収した、としている。

 同課によると、両容疑者は「全く身に覚えがない」などと供述、容疑を否認している。

 県警は昨年10月10日に同店を家宅捜索し、複数のバカラ台などを押収した。同店は2021年5月に開業し、計約15億5千万円の利益を上げていたとみられる。バカラ台が4台設置された「大箱」と呼ばれる大規模店で、集客力が高かったという。

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