フランス人「なにか僕たちが間違ったことをしていないか」 初訪日の観光中に学んだこととは

フランス人の(左から)レロイさんとヒューゴさん【写真:Hint-Pot編集部】

和の雰囲気を味わいたい訪日外国人観光客から関心が高いスポットといえば、神社仏閣です。日本人の生活には神社や寺の参拝が深く根付いており、文化や歴史を感じることができます。フランスからやってきたふたりは実際に参拝をし、その美しさにすっかり魅了されました。「なにか間違ったことをしていないか」と手探りながら、楽しんでいるといいます。

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日本人には親しみのある参拝作法 外国人にとっては「今回の旅の発見」に

フランスのパリから初めて日本を訪れた、レロイさんとヒューゴさん。2週間の滞在を予定しており、話を聞いたのは4日目でした。浅草や渋谷、上野など、都内を中心に観光を楽しんでいる最中で、その後は京都を訪れる予定だといいます。

浅草寺など、日本の文化や伝統が感じられるところを中心にめぐっているというふたり。そこでさまざまな気づきがありました。

「日本には、僕たち外国人が知らない独自の伝統がたくさんあります。それはとても良いことで、今回の旅の発見でもありました。僕たちが間違ったことをしていないか、確認しながら旅をしています」

そう教えてくれたレロイさん。とくに感動したのは、神社での参拝の作法でした。厳格な決まりはなく、神社や地域によって特色がありますが、お参りの前には手や口を清め、二礼二拍手一礼(一拝)というのが一般的です。そうした手水や拝礼の作法に、ヒューゴさんはいたく感動したそうです。

「寺や神社をいくつか訪れたけど、空間もそうだし、作法などの伝統はとても美しいです。新しいことを知りながら、日々を過ごしています」

すっかり日本の神社仏閣の虜になったふたりは、東京では明治神宮や東郷神社に行きたいと教えてくれました。また、京都では伏見稲荷や金閣寺を見学したいと考えているそうです。

日本文化や伝統を敬いながら旅をするふたり。有意義な時間を過ごしてほしいですね

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