木村拓哉、天海祐希ら、『Believe』オールアップ タイトルに隠された“伏線”も明らかに

木村拓哉主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』がオールアップを迎えた。

テレビ朝日開局65周年記念作品として制作される本作では、橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村拓哉)が刑務所に収容されるという思わぬ困難に見舞われながらも、決して諦めることなく希望と再生の道を模索。サスペンスと人間ドラマが交錯する“壮大な物語”が描かれる。

第8話のラストで、最愛の妻・玲子(天海祐希)の目の前で再逮捕されてしまった狩山。しかし、諦めない信念の男・狩山は、全真相を突き止めて白日の下に晒すべく、次なる戦いに向けて立ち上がる。

6月20日に放送される最終話では、“事故”を計画した“強大な黒幕”の狙いが明らかに。さらに、これまで明かされていなかった、登場人物たちの過去や真意も語られる。

また、重度のがんを患い、医師から即入院すべきだと勧告されながらも、狩山を守るため入院を先延ばし、奔走してきた玲子。命のタイムリミットが迫る中、彼女はふたたび最愛の夫と笑顔で向き合い、かつ本気でケンカする時間を共有できるのか。

あわせて、逃走中の狩山をかくまった半田豊(田中哲司)の娘を殺した犯人についても、捜査が進展する。

また最終話では、3月に公開された狩山が橋の上で向こう岸に向かって何かを投げる姿を捉えた第1弾メインビジュアル、さらに番組タイトル「Believe」に隠されていた伏線も回収される。

最終話の放送を目前に控えた先週後半には、出演者が連日オールアップ。木村を筆頭に、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希らが次々と撮影最終日を迎えた。

一足先に現場を去っていく共演者たちに、自ら花束を手渡して固い握手。さらには一ノ瀬の両腕に腰縄を巻き付けて連行するフリをしたり、音声スタッフに扮して斎藤の挨拶をマイクで拾ったり、小日向と自撮り2ショットを撮ったりと、共演者の労をねぎらった木村。

そんな中訪れた、全撮影終了となるクランクアップ当日に、木村も最終日を迎えることに。するとそこに、すでにオールアップしていた一ノ瀬、斎藤、天海がサプライズで登場。熱いハグが交わされ、木村も「あ~ビックリした~!」と仰天。「わざわざ来ていただいて本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

最後の挨拶で、木村は「今回の現場では、『信頼』に値する存在がいてくれることの豊かさを、非常に感じさせていただけました。信じて頼ることができる現場と共演者に恵まれた自分がとても誇らしいです」と語った。

コメント
木村拓哉(狩山陸役)
この作品の大きなテーマは「いかに人を信じることができるか」。狩山はいろんな方と出会って、いろんな方に裏切られ、今に至るんですけど、演じる上ではまず「その人のことを信じる」という入口から入って作業をしてきました。今回の現場では「信頼」に値する存在がいてくれることの豊かさを、非常に感じさせていただけました。信じて頼ることができる現場と共演者に恵まれた自分がとても誇らしいです。本当に皆さんに感謝しています。ありがとうございました!

竹内涼真(黒木正興役)
撮影、すごく楽しかったです! 黒木と若松、2つの役を演じ、すごく充実していました。プロフェッショナルなスタッフの皆さんのおかげだと思います。そして僕の念願だった、木村さんとガッツリお芝居をするシーンもあり、すごく楽しかったです。本当はもっとそんなシーンが欲しかったくらいです(笑)。また皆さんとガッツリ本気で作品を作れる日を、心待ちにしています。

山本舞香(本宮絵里菜役)
本当にあっという間でした。現場に来るたび、日々頑張るスタッフさんに対して「私の笑顔で元気になって!」と思い、実際に笑顔を向けるくらいのことしかできなかったのですが……(笑)。皆さんが笑顔で撮影してくれる姿がすごくうれしかったです。こんな素敵な作品に出合えて、すごく幸せでした。もっともっと成長して、またご一緒できるよう頑張ります!

一ノ瀬颯(南雲大樹役)
すごく寂しさもありますが、本当に素敵な作品で、日本の第一線で活躍される豪華なメンバーの皆さんとお芝居ができたことを心から光栄に思います。人生の大切な、大切な財産になりました。また皆さんとご一緒できるよう頑張ってまいります。今回は毎度、怒鳴ってるか悲しい顔してるかのどちらかだったので、次にお会いできる時はニコニコで芝居させていただけたらと思います(笑)。

北大路欣也(坂東五郎役)
光り輝く清流の流れといいますか……狩山の人生に愛情深い大きな橋が掛かっている撮影現場に参加させていただいて、本当に幸せです。全編にわたり、狩山さんに助けてもらいました。今はちょっと格好をつけていますが、心の中には少し寂しい思いを持っています。皆さんの今後のご活躍を心から祈らせていただきます。またお目にかかりたいと思います。

上川隆也(林一夫役)
魅力的な物語にまんべんなく関わることこそ叶いませんでしたが、それを補って余りある、取り組み甲斐のある役柄に出合うことができました。木村さん演じる狩山陸の葛藤を目の当たりにしながら演じていた時間はこの上ないものでした。楽しい時間を本当にありがとうございました。

斎藤工(秋澤良人役)
第8話ラストの狩山夫婦のシークエンスを見て、“人間にしかできない何か”に挑んできた作品なんだなと感じました。木村さんを船頭にした、そんな船の一員になれて光栄です。狩山と秋澤には最初からかなり“誤差”がありましたが(笑)、撮影自体は“誤差なし”で取り組ませていただけました。まだ撮影が残っている皆さんもキャスト・スタッフを信じて、最後まで“誤差なし”で走り切っていただけたらと思います。

小日向文世(磯田典孝役)
第1話とラストしか木村くんと絡んでいないんですけど、僕の頭の中には常に狩山の存在があったので、ずっと一緒にやってきたような気がしています。23年前に木村くんと初めてご一緒して以来、実は敵対する役は今回が初めてなんですよ。僕にとって、とても記念になる作品になりました。

天海祐希(狩山玲子役)
この作品に参加させていただき、本当にいろいろ勉強になりましたし、すごく楽しかったです。木村さんをはじめ、共演者の皆さん、そしてスタッフの皆さん、さすが! “Believe”=信じられる皆さんでした。とても素敵な現場でした。ありがとうございました!
(文=リアルサウンド編集部)

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